カードゲームを自作するプロジェクト

人体についてのカードゲームづくりプロジェクト

Student’s Project

「友達と一緒にプロジェクトをする」

このプロジェクトは同じ曜日に参加している生徒2人が立ち上げたものです。
きっかけは、2人に「絵や書き物が好き」という共通点があったことでした。
そこで人体のイラストを描き、カードゲームを作ることになりました。
また、「作ったカードゲームで遊ぶ会を企画し、教室のみんなに披露する」というゴールも設定してくれました。
「友達と一緒にやる」ということがどういうことなのか、プロジェクトを通して2人は少しずつ学んでいってくれました。

「誰のプロジェクト?」

プロジェクトを立ち上げて間もない頃、「これは誰のプロジェクトなのか」という話が出てきました。
チームで一緒にやっているのか?それとも、1人の生徒のプロジェクトをもう一人が手伝っているのか?
話し合いの結果、2人は「一緒にやっている」という結論を出します。
みんなで話し合って決めてから進めていこうと確認し合うことができました。

「話し合いって何やろう?」

話し合いでは、1つの議題についてそれぞれが自分の意見を言わなければいけません。
「自分の意見を相手に伝える」というのはとても難しいことです。
大人でも、難しく感じることがあります。
意見が違う時は、伝えることをあきらめたくなることもあります。
2人は葛藤しながらも、伝えることから逃げ出さずに、取り組もうとしていました。

そして迎えたゲーム大会当日

カードゲームは、話し合いでルールの設計を行い、イラストも2人で描き、ゼロから作り上げました。
大会の告知をしたり、参加者の飲み物の準備も行なってくれました。
そうしているうちに、自作のカードゲームが完成し、ゲーム大会当日を迎えました。
大会中も2人は、しっかりと始まりと終わりの挨拶をしたり、みんながぬいだ靴をきれいに並べたり、感染症対策にも気を配ったりして、テキパキと動いていました。

参加者みんなで、二人が作ったゲームで遊びました。
大人が作ったゲームと同じくらい、全く違和感なく楽しむことができます。
ルールがきちんと設計されていて、ゲームバランスもしっかりととれていました。

振り返り会

みんなが帰ったあと、プロジェクトメンバーとスタッフで、振り返り会を行いました。
よかったことと、次回への反省点をそれぞれが整理して、全員で話し合いました。
様々な感想や意見が出てきました。
「楽しくやれた!!」「もう少し感想がほしかった」など
2人がこの企画を自分ごとと捉えているからこそ、出てきたのだと思います。
中には指摘風の意見もありましたが、それもしっかりと受け止めていました。
100点満点の大成功や0点の失敗なんて、めったにないですよね。
どこが良くてどこは変えられるか、振り返って冷静に考えることが大切なのだと、考えさせられました。
そんなこんなで、気づけば1時間近くも話し合っていました。

後日談

参加者の子どもたちからゲームの感想をもらうため、2人はアンケート用紙を作ったのでした。
このプロジェクトを通して、2人は「話し合いとは何か」「友達と一緒にプロジェクトをするというのはどういうことか」を学んでくれたのではないかな、と思います。
これからも、2人の成長を応援していきたいと感じています。